コンタクトについてのご意見
視野の広さは、視線を基準に左右と上下の見える範囲を角度で表します。
光を感じ、明暗を見分ける目の能力が光覚です。
人の目は光のないところではまったく働かないので、光覚が機能するためには、目が光を感知できる最低限の照度が必要になります。
「色覚」とは、可視光線のスペクトルの各波長に応じて反応する目の感覚をいいます。
光覚と色覚は網膜の視細胞にあり、その情報は視神経を通じて脳に送られます。
私たちの目は、光の明暗を見分け、物体の形や色を瞬時にとらえて判断できる機能を備えていますが、こうした働きは、光線、眼球、視神経、脳など一連の動きによって形成されているのです。
可視光線とは、人の目で感じることができる光をいいます。
可視光線の正体は、波長が770ミリミクロンの範囲の電磁波で、波長がこの範囲を超えると肉眼でものを見ることが困難になります。
なお、太陽の光は7色(赤・檀・黄・緑・青・藍・紫)が混じり合って目に入ってきますが、プリズムを通して見ると光の帯(スペクトル)として見ることができます。
目は2つの眼球が互いに関連してものを見ることで、見る働きをより完全なものにしています。
対象物を立体的に見たり、物体との遠近感が判断できるのは両眼でものを見るからです。
人は両方の目を使ってものを見ますが、両眼で対象物をとらえる働きを、「両眼視機能」と呼びます。
こうした一連の働きは非常に重要です。
両眼の視線(注視点)より前方や後方にあるものは、ピントがボケて複視が生じます。
そして、遠くのものは小さく、近くのものは大きく見えることが遠近感に役立っています。
物体が遠くにあるか近くにあるかを判断する働きを「立体視」と呼びます。
左眼と右眼がとらえる像は少しズレて網膜に映ります。
両眼視の働きには、立体視のほかに両眼の視線を同時に集中させて対象物を鮮明にとらえようとする「同時視」と、「融像」と呼ばれる機能もあります。
両眼でものを見るとき、左右の位置が違うので、像が少しズレて複視の状態になります。
これを体験するには、まぶたを閉じその上から指で軽く押してものを見ると、像が2つに見えます。
融像とは、左右の目の網膜に映る像のズレ(複視)を避けるため、眼球の動きを無意識のうちに自動調節して一致させ、両眼の映像が一つになるようにする働きをいいます。
私たちの目は、両方の目がそれぞれ外界から受ける光の刺激や印象をうまく合致させ、巧妙に調整することで、見る働きをより高度で完全なものにしているのです。
両方の目でものを見ることによって、対象物が遠くにあるか近くにあるかを判断したり、立体的に見ることができるのです。
目は脳組織とも深い関係があり、脳にトラブルが起こると視力などに影響が現れます。
たとえば、視力低下、複視、視野狭窄、眼筋まひなどは脳の異常が原因になり、また脳の中枢や大脳が大きなダメージを受ければ、目の機能はまったく働かなくなり失明することもあります。
つまり、目の健康を守るには、なによりも脳を活性化させ、いつも若々しく保つことが重要視されるのです。
目は対象物を見る働きをしていますが、見ることと意識することとは異なります。
つまり、目から入る視覚情報は、最終的に脳が判断して認識し、ものを見ることになります。
目がとらえた対象物は、光とともに水晶体を経て網膜に像を結びますが、その映像は光の信号として網膜の視神経を刺激し、視神経線維を通して脳の視中枢に送られます。
そして、脳の視中枢が網膜の映像を解析することで、はじめて対象物の形や色を意識してとらえるのです。
このように、目と脳の視中枢とは密接な関係がありますが、見ることと意識することは別のことで、本当は、人は目でものを見るのではなく、脳が見ているということになるのです。
両眼視機能、つまり対象物を立体的に見たり、目と対象物との距離が近いか遠いかを判断したり、眼球の動きを巧みにコントロールして像を一つに結ぶことも、じつはすべて脳の働きによるのです。
網膜の像は、視神経により信号として神経伝導路を通じ、脳の外側膝状体と呼ばれる第1次中枢に送られます。
そして、視神経の一部は、脳幹にある網様体と呼ばれる中枢にも連絡します。
網様体は意識の座ともいわれる場所で、網膜に雑然と映るさまざまな像を選別し、必要なものをはっきりと見ようとする働きをしています。
外側膝状体と網様体からなる視覚中枢を経由した像は、さらに第2中枢である大脳後頭葉と呼ばれる場所に送られ、そこで最終的にいま見ている対象物の像を意識してとらえます。
つまり、目と脳の中枢は連携して見たものをはっきりととらえ、最後に大脳が見たものを意識として判断しているのです。
何らかの原因で脳や脳神経に異変が起これば場所や症状の程度によりますが、目に直接的または間接的に重大な影響をおよぼすことになります。
すると見る行為はすべて目だけに関係があり、眼球など部分的な問題としてとらえられがちですが、脳が深く関与していることをしっかりと認識しておくことも大切なことです。
錯覚は思い違い、かん違いの意味ですが、多くは視覚や聴覚に現れる外界の事物に対する知覚上の誤りで起こる現象です。
錯覚は心理的なもので、視覚の場合は、見ようとする対象物にほかのものが入り込むと、脳の視覚中枢が本来のものの形や大きさ、色などを見誤ることがあり、これが錯覚の要因になります。
私たちの目は、おもに毛様体筋の働きと水晶体の弾力性とにより眼球の屈折力を高め、網膜に正しく像を結ぶようにできています。
このような働きを目の調節力(調節機能)と呼びますが、何らかの原因で毛様体筋や水晶体が弾力性を失い、うまく働かなくなると、屈折状態に変化が生じます。
目の調節を休ませて起こる目の屈折状態は、遠くから目に入る光線のピントがどこに合うかで、正視、近視、遠視、乱視の4種類に分けられます。
正視とは遠くの距離(無限)にある一点から出る光線が、正しく網膜に像を結ぶ正常な状態をいいます。
近視とはいわゆる近眼で、目の前方のある限られた距離にある一点から出る光線が網膜に像を結ぶ状態です。
つまり、近くがよく見え、遠くが見えない、網膜の前でピントが合ってしまう状態のことです。
遠視とは近視とは逆に、目の後方のある限られた距離にある一点から出る光線が網膜に像を結ぶ状態です。
つまり、網膜の後ろにピントが合ってしまう状態で、近くも遠くも見えない(とくに近く)のです。
乱視とはどの方向の光線も網膜に像を結ばない状態をいいます。
つまり、どこにもピントが合わない状態です。
正視を除く、近視、遠視、乱視は眼球の屈折異常と呼び、程度に応じてめがねで矯正することになります。
変化する目の屈折状態を左右するのは、角膜の屈折力、水晶体の屈折力と位置、眼軸の長さの3つが大きな要素になります。
とくに近視と遠視は、この3つの相互関係によって起こり、乱視は角膜のゆがみが原因で発生します。
目の屈折状態は、だれでも一生を通じて不変ということはなく、年齢とともに変化します。
たとえば、乳児の多くは遠視で、成長するにしたがって徐々に近視に移行します。
データ的には、成人の約半数は近視となり、一部の人が遠視や乱視になっています。
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